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Posted by TI-DA at

2007年07月13日

海の風景撮影


澄み切った海はいつ写す


 こんにちは。台風ですね。海の風景の撮影はいつでも撮影できそうなのですが、意外と期間は短いのです。およそ2週間程度で梅雨が明けて第一回の台風が来るまでなんです。台風が来るとすくすく伸びた植物の枝が折れたり、葉が散ったり、海が濁ったり、海岸にゴミが打ち上げられたりします。

 このような状態が撮影に耐えるまで回復するのに2週間から1月かかります。そうすると次の台風が来るといった感じで、良好なコンデションを得ることは不可能になるのです。

 それじゃ、冬に写せばいいのではということになるのですが、光の強さによって海の色がちがうのです。

 もちろん近くの海岸でいつでも行ける場所は別です。たまたま台風の当たりが弱かったとか、とくにコンデションのよい日を選べるからです。

 沖縄に住んでいたらいつでも写せそうで殆どのカメラマンが海の写真を持っていない理由なのですね。
   


Posted by 徳門大介 at 18:18Comments(2)風景

2007年07月11日

デジタル一眼とゴミ


デジタル一眼の画面のゴミは致命傷



 購入してから一年以上ゴミの被害もなく快適な撮影ライフを送っていたが、つい昨日画面中央ぶに大きなゴミを発見! すぐに白い紙を写して画面全体を確認した。 ゴミはこの一カ所だけのようだ。結局昨日写した写真の後半の数百枚にゴミが付いた状態であった。

 デジタル一眼は基本的にレンズを上に向けておかない。(すぐにCCDにゴミがついてしまう)カメラは常に横向けで・・・
 時には空を飛ぶ鳥を撮ってゴミが付くことも・・・、その後の画面のゴミのチェックを怠らないことが重要。

私の場合の対処法(あくまでも私の場合です。参考までに・・・)
1.シャッター速度をマニュアルにして30秒露光にし、ルーペでゴミの位置を確認する。
2.エアダスターにノズルをつける、ボンベを傾けないように直立したままでゴミの位置に局部的に吹き付ける。(注:ノズルがはずれて飛ぶとCCDにぶつかって破損するので最注意、ボンベを傾けると液が噴き出しCCDを汚してしまうので怖い)
3.白い紙を撮影してコンピューターの液晶(17インチ)くらいに拡大してゴミが落ちたか確認する。他にもゴミがないかチャックする。落ちていれば終了。

ただ、初めてだといろいろトラブルがあるのでメーカーにクリーニングに出すことをお勧めします。1ヶ月ほど撮影できなくなりますが・・・

 ちなみに、今回の原因を究明してみたのですが、テリハボクの花を写すために斜め45度くらい上を向いてシャッターを切った事が原因のようです。昼間の超がつくくらい明るい環境ではカメラについた液晶ではゴミの確認はほとんど不可能でした。みなさんも上向きにシャッターを切ったあとは画面を注意深くチェックしてみてくださいね。
  


Posted by 徳門大介 at 16:47Comments(0)撮影テクニック

2007年07月09日

雲と風景


玉取崎展望台から見た平久保崎



 夏になりました。入道雲がにょきにょき出てきて力強さを感じますね。さて、沖縄の島々を回っていますと雲の多い島があります。西表島や石垣島です。水蒸気を多く含んだ空気が山によって上空に押し上げられると冷えて雲になります。ですから、高い山の多い島は雲ができやすいのです。逆に宮古島のように高い山のない島は雲ができにくいので比較的さわやかな写真が撮りやすくなります。
 サンゴ礁の地形を風景に入れる場合は新聞などの潮見表で潮の満ち引きの時刻をチャックしておく必要がありますね。では、楽しい夏の風景を楽しんでくださいね。  


Posted by 徳門大介 at 18:57Comments(0)風景

2007年07月02日

海鳥の島


目にしみるような緑と青空に雲の白と海鳥たちの白


 夏ですね。外は眩いばかりの太陽ですね。沖縄本島南部の南城市にあるコマカ無人島には例年多くの海鳥たちが子育てのためにやってきます。まさに、海鳥たちの楽園なのです。

 緑を鮮やかに映し出すにはPLフィルター(偏光フィルター)は必需品ですね。PLフィルターを付けるとシャッター速度が遅くなるので、動きの速い海鳥との組み合わせはかなり難しいのです。

 長年、海水浴客と仲良く共存しているようです。身近に海鳥たちに会える絶好の機会ですね。海鳥の写真を撮ってみたい方はぜひ一度トライしてみては・・・
  


Posted by 徳門大介 at 18:39Comments(3)季節の風物

2007年06月24日

補色対比


鮮やかな実の色と緑


 みなさんは写真を撮影するときに色の関係を意識して見ていますか?

 今回の写真はサンゴジュの熟した実を撮影したものです。このような赤い色は緑をバックにするとひときわ鮮やかに見えるのでこような色の関係を補色といいます。
 
 被子植物と鳥類の運命的な出遭いは中生代のジュラ紀にまで遡るのです。被子植物は美味しい実をつけその実を食べて鳥類は生活することができました。その鳥たちに実のある場所を知らせるために最も目立つ配色を準備したといえるのです。

 ダーウィンのいう自然淘汰説で考えるとこのような目立つ配色を持った物が採りに餌を運んでもらい、栄えたということになるのでしょうね。

 と、配色の話から進化論の話になってしまいましたが、自然の配色も気にかけてみているとおもしろいことが一杯ありますね。また、楽しんでシャッターを切りたいものです。  


Posted by 徳門大介 at 23:35Comments(0)植物

2007年06月20日

手ぶれ補正


山の中で密かに咲くキョウランの花


瑠璃色の実もも綺麗なんですよね


 最近のレンズの製作技術はすごいですね。手ぶれ補正ができるようになってから山の中でも簡単に接写ができるようになりました。
 
 これまでストロボを使うと花(被写体)の露出は合っていたのですが、周りが黒くなるのでなんとなく“怖い”って写真になりました。でも、今回の写真のように三脚も立てず手持ちでストロボもたかずにこのような写真が撮れてしまう。

 これまでのテストの結果からすると3段階稼ぐことができますね。一般的50ミリのレンズを使うと1/60秒以上のシャッター速度が必要ですね。105ミリマクロだと1/125秒以上の速いシャッター速度が必要になります。晴天の日でも森の中では絞りf8で1/60なのですが、手ぶれ補正を使うと手持ちでいけるのです。

 皆さんのレンズにも手ぶれ補正がついているのであれば、ぜひ森の中で花を撮ってみてください。明るい森にきれいな花を咲かせることができることでしょう。  


Posted by 徳門大介 at 10:00Comments(0)撮影テクニック

2007年06月19日

七色に輝く虫


七色に輝く虫ハンミョウ


 川辺を散歩していると赤や緑や黄色、紫など光の当たり具合でいろいろな色が楽しめる昆虫がいます。綺麗なことはわかっていても写真に収めるのは一苦労ですね。実はこの虫は5mいないに近づくことは難しいのです。
 
 このような近づくことのできない昆虫には望遠マクロというレンズがあります。離れているけれどもむしめがねのように大きく写せるのです。現在各メーカーから200ミリマクロがでていますが、この虫を撮るにはその倍の400ミリマクロが必要です。

 400ミリマクロを作るには200ミリマクロにテレコンバーターという倍率を二倍にするレンズをレンズとボディーの間に挟むとうまくいきますね。

 これで離れた場所の小さい生物も貴方のものです。試してみてくださいね。
  


Posted by 徳門大介 at 16:06Comments(2)動物

2007年06月18日

ホテルの撮影

 昨日ホテルの撮影の仕事が入ってきた。とりあえずこれまでの作品を送ってくれと言われたのでまだ掲載されているスカイデュオのモデルルームの例を送った。
 写真家とウェブ製作との融合した例でもある。これからは写真だけでの仕事というよりも、ウェブとか出版と絡めた仕事が多くなるだろうと思う。
 ただ、デジカメの進化は誰でも写せてしまうので、写真家の仕事は少なくなって行くのかも知れませんね。
気になる方は下のアドレスの中の Let's Click!を押して見てください。

http://www.kanehide.co.jp/duo/room.html  


Posted by 徳門大介 at 13:09Comments(0)写真家業務

2007年06月17日

プリントを楽しむ


あっというまに写真でいっぱい!


 最近のインクジェットプリンターの性能の高さは目を見張る物がありますね。今日キャノンのip4300を入手してセッティングし、早速テストプリントしてみました。「すごい!」の一言でした。何といっても値段が1万円ちょっとの価格でこれほどまでに高画質で高巣ピードで出力されたら「写真屋さんが危ない!」なんて思ったのでした。
 日本のテクノロジーの進化は秒進分歩かもしれませんね。数年前10万円前後した機械が・・・
 そこで、みなさんも自分の撮った写真を、そうですね。できれば2L以上のぺーバーに印刷して壁などに貼って楽しんでみることをお勧めします。意外と身近な人々からの励ましが、新たなる才能の開花に繋がることもありますよね。  


Posted by 徳門大介 at 19:05Comments(0)

2007年06月17日

拡大倍率


拡大倍率の求め方


 マクロ撮影で何倍撮影になったかを調べる必要がありますが、そのときには物差しを写してみます。写真のように横36ミリのフィルムに6ミリの目盛が移るのであれば36/6=6(倍)と言うことになります。
 ただ、フィルムを写真に現像するときに何倍にも拡大されますので36ミリのフィルムを絵はがきサイズ(158ミリ)にすると葯4.3倍。合計すると6×4.3=26(倍)になるのです。
 倍率計算でちょっとチンプンカンプンになってしまいましたか? まあ、マクロ撮影では実はいろいろ計算もしているのですね。
  


Posted by 徳門大介 at 10:00Comments(0)撮影テクニック

2007年06月16日

不思議な造形


ウミトサカのおもしろい造形


 サンゴ礁の表にはサンゴがぎっしり生えていたりするのですが、今日紹介する動物はサンゴ礁の岩陰に生えていたりするウミトサカという動物の表面の模様を紹介します。よく見ると雪の結晶のような触手がみられると思います。この触手でプランクトンを捕まえて食べているのですね。  


Posted by 徳門大介 at 10:00Comments(0)造形・模様

2007年06月13日

水の中の豊かさ


センジュイソギンチャクの触手の玉


 水中写真の醍醐味は陸上と違う造形やデザインに遭遇することだと思う。今日紹介する写真はイソギンチャクの触手なのですが、なんともふっくらして豊かさを感じさせる形と色合いでしょうか。
 皆さんもおもしろい造形やデザインに遭遇しにサンゴ礁の海を潜ってみてはいかがでしょう・・・?
  


Posted by 徳門大介 at 19:50Comments(0)造形・模様

2007年06月06日

超マクロ撮影の装置


超マクロ撮影装置


 こんばんは。今日は先日紹介したハエの顔を撮影した撮影装置をご紹介いたします。これは主に1mm
くらいから3mmくらいの被写体を撮影するのに構成した装置です。構成はマクロコピースタンドという小さな台にベローズと呼ばれる蛇腹を装着し、レンズは28mmのレンズをリバースで装着してあります。このレンズが最も被写界深度が深くなるのです。ですから直径1mmしかない小さなハエの顔がよこ10センチくらいに拡大でき、ピントもしっかり合うのですね。ちなみに今回の絞りはf22でした。
 そうそう、コードのようなものはレリーズですね。2カ所で作動する必要があるので一般のレリーズではなく、ダブルレリーズを使用しました。
  


Posted by 徳門大介 at 22:12Comments(0)撮影機材紹介

2007年06月05日

ライブラリーからの写真


十数年ぶりに会う写真たち


 カメラマンの仕事はお客から注文を受けて撮影して料金をいただく受注パターンもあれば、撮った写真を都市のフォトライブラリーと呼ばれるオフィスにフィルムを預けておき、使われた分の料金をいただく方法などがある。今回十数年ぶりに里帰りした写真が1000枚ほどある。流行はずれの写真や借り手のつきそにない写真が撰ばれて返ってくる。
 長い間出稼ぎに行っていた子ども達(こんなに大きな子どもはいないが・・・)に久しぶりに会ったような懐かしい気持ちがこみ上げてくる。この写真は東京のとあるライブラリーで頑張ってきた写真達である。子どもチャレンジの紅芋物語に出た写真、高校の生物の教科書使われた写真、小学校の社会の教科書で生活の知恵としての屋根の上のタンクなどなど・・・
 フォトグラファーはシャッターを押した瞬間を鮮明に覚えているもんですね。写真一枚一枚のシャッターを切った時の光の周り具合とか環境条件を瞬時にフラッシュバックのように瞬時に回想してしまう。その時々のベストと思われる条件を瞬時に選択しつつ撮影した写真達だ。今夜はゆっくり写真達と語り会おう。
 
  


Posted by 徳門大介 at 22:56Comments(1)写真家業務

2007年06月05日

蝶の鱗粉


アオスジアゲハの翅の鱗粉


 蝶の翅をつまむと指先に粉(鱗粉)がつきますが、蝶の翅を拡大して見るとこのように瓦を重ねたような具合になっています。アオスジアゲハの青い部分には鱗粉がないようです。  


Posted by 徳門大介 at 00:17Comments(0)動物

2007年06月04日

蝿の顔


蝿の顔


 こんにちは。昨日蛍光灯のカバーの中に集まった虫の顔を写してみました。小さなハエのような昆虫の顔です。どことなくジェット戦闘機にパイロットのような・・・、宇宙飛行士のような感じですね。
 よくみると仮面ライダーにも似てたりしますね・・・  


Posted by 徳門大介 at 12:09Comments(0)動物

2007年06月04日

身近な虫を撮る


蛍光灯のカバーの中の虫を吸虫管で集める


吸虫管で集めた虫たち


 私たちの身近にはおもしろい昆虫たちがいます。今回は数回に分けて昆虫たちの写真を紹介することにします。まず、モデルになる昆虫を蛍光灯のカバーの中から手に入れることにしました。
 小さいので手でつかむとつぶれてしまいますので吸虫管という器具を使って吸い集めます。  


Posted by 徳門大介 at 00:10Comments(0)動物

2007年05月22日

水面花


川面を流れるイジュの花


 沖縄もうりずんの季節になり、山には白いイジュの花が満開しています。川面を見ると流れに載って一輪の白い花が流れています。  


Posted by 徳門大介 at 23:55Comments(0)

2007年05月07日

私インディアン


インディアンのデザインに似たサラサゴンベ


 サンゴ礁の上でちょこんと休んでいる魚がいます。ゴンベの仲間です。今回紹介する写真はサラサゴンベです。サラサゴンベは背びれの先がひらひらしていてアメリカインディアンの羽飾りを思わせるような形をしています。さらに驚くことに顔の模様までよくにているのです。
 沖縄のサンゴ礁の海を潜っていると時として不思議な気持ちになるのです。能のお面の模様をしたベラの仲間やそのほかにもいろいろ出てきます。それだけでも楽しいですね。
 自然はデザインや造形の宝庫なのですね。やはり不思議なのはこの種は決まったデザインを何万年も前からしていて、その図案はDNAの中に書き込まれているということなのですね。  


Posted by 徳門大介 at 12:29Comments(0)動物

2007年05月02日

旬な花を撮る


月桃の花


 GWの時期は雨も多いのですね。雨の日は家の中でと・・・、決め込んでいませんか?
実は雨の日はおもしろい写真が撮れるのですね。柔らかい光は回り込みがよいので優しさがあり、水の滴など入れると潤い(最近社会に足りないもの)を写すことで「驚き!」があったりするかもしれません。

 今回の花は月桃の花です。沖縄では月桃は旧暦の12月8日のムーチーという行事に使われていましたが、豊富に含まれれるポリフェノールが注目され健康食品や月桃紙などの工業製品として多く栽培されるようになりました。

 ぼくにとっては花を写す楽しみが増えたように思います。花を写すときはまず。多くの花から色・形のよいもの、花の時期(開きすぎず、しおれてない・・・)と、花のコンテストを行いある程度以上の花を写すことになります。さらに光の具合が気になりますね直接光のストロボは使わない。自然の回り込みのよい光を使う。

 などなど、うるさくなってしまいましたが、自分が美しいと思ったものにレンズを向けることが大切ですね。  


Posted by 徳門大介 at 11:12Comments(0)